けんすけの旅ブログ

旅先で経験したことをつらつらと

ポルポトが残した負の遺産

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長年の夢だったアンコール遺跡群を肌で感じることができためカンボジアに来た1つの目的を達成することができた。もう1つの大きな目的は、ポルポト政権が残した負の遺産を見ることである。ポルポトは20世紀後半のカンボジアの独裁者である。それらで有名な場所はシェムリアップに1ヶ所、首都プノンペンに2ヶ所ある。プノンペンまで飛行機を使えば1時間もかからない。バスだと約7時間かかるが、6ドルでいけるとのことだったのでバスで行くことにした。

 

 シェムリアップにあるものは、ワット・トメイ寺院と言う。そこでは当時虐殺された人々の骨が収められており、別名キリングフィールドと呼ばれており当時どれだけ悲惨なことがあったかが伺えた。

 

 そしてプノンペンに移動しようとした。バスで約7時間かけてプノンペンについた。プノンペンにはキリングフィールドと呼ばれる実際に大量虐殺が行われた場所と、トゥールスレン虐殺博物館と呼ばれる国家反逆罪などの罪で捕らえられた政治犯が収容されていた刑務所があった場所で、今は博物館となっている場所がある。

 

 キリングフィールドは、カンボジア人を大量虐殺する場所で最も有名なのは、トゥールスレンに付属するチュンエクという刑場。そこに行ってきたが当時どれだけ酷いことをしていたか学べた。↓当時虐殺された人たち。

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 トゥールスレン虐殺博物館では、カンボジア政治犯が収容されていた刑務所である。一旦収容されるとほとんどの者が生きては出られず、非人道的な拷問を受けたのち処刑された。博物館のようになっていて、施設内は昔のままだった。壁や床には血の跡がこびりつき、いかに悲惨だったかが分かった。日本ではポルポトの大量虐殺指導者としての名前は知れ渡っているが、実際にどのようなことをしたのかはあまり知られていない。ヒトラー毛沢東と並ぶレベルの出来事なのでぜひ調べて見て欲しい。

 

 これで、カンボジアに来た大きな目的を果たすことができた。そして、なぜそう思っていたか分からないがプノンペンは日帰りで行って帰って来れると思っていたのに、もうすっかり夜になってしまった。荷物はシェムリアップの宿に置いてきたし、所持金もほぼなかったのでどこか宿を探そうとしたが、なかなか安宿は見つからない。

 

 プノンペンは夜治安が悪いらしく、野宿はしたくなかった。街を歩いていると100m間隔くらいで、コカインやマリファナを勧められるくらいだ。悩んだ結果クラブに朝までいれば夜の治安悪い目に遭わないで済むじゃん!となりそうすることにした。クラブの場所が分からなかったので、音楽が聴こえて楽しそうな方向に歩いていたら着いた。長くて楽しい夜の始まりだ。