けんすけの旅ブログ

旅先で経験したことをつらつらと

モテモテだった(ゲイに)ラオス

 バレンタインの街の浮ついた空気から逃れるように2月14日僕は成田空港第二ターミナルにいた。この日の航空券が1番安かっただけでバレンタインから逃れるためではない。本当に。

 

 今回の旅ではラオスの首都ビエンチャンに2日間、古都ルアンパバーンに3日間行ってきた。

 

 ラオスから入りタイ、ミャンマー、インドの順で計50日くらいで旅をする予定だ。前回ブログにしたカンボジア旅の後に東南アジアとヨーロッパの国含めて10ヶ国に行ったがそれらをブログに記すのは後回しにする。

 

ビエンチャン

 日程: 2/15,16

 宿: Orange backpacker hostel

 ビエンチャンラオスの首都で、タイとはメコン川で国境を隔てている。世界一何もない首都などと呼ばれているが、実際に訪れてみたら分かると思うが本当に特に何もない。

 

 飛行機を降りた瞬間にもわっとした熱気を感じ、また東南アジアに来たんだなあと実感が湧いた。あの空気が好きだ。興奮する。まず空港に着いたら両替だ。ラオスの通貨はキープと呼ばれており10000キープで約130円だ。インフレしているから、両替直後は人生ゲームで勝った時の感覚を味わえる。取り敢えず5000円両替した。375000キープになった。街中ではタイバーツやアメリカドルを使えるところも多い。その場合はキープで釣りが返ってくる。

 

 

 空港から自分が今回宿泊するOrange backpacker hostelまでは約4キロだったので、歩くことにした。街の喧騒、生暖かさが背中を押してくれたのですぐだった。この宿はドミトリータイプで1泊約400円、繁華街から近く、シャワーからお湯が出てトイレの水流れ、スタッフが親切なのでオススメだ。

 

 街へ出てみることにした。東南アジアの国で感じられる街の喧騒はあるが、バンコクハノイ程ではなく平和で静かな感じだった。道を渡る時も注意すれば、轢かれそうになることはない。信号は機能してないが。

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 観光地が街の中心に集中してるため、歩いて全部回れる。様々な寺院に行った。寺院は5時に閉まる予定で、自分は5時直前に行ったので2個の寺院に入る時に、もうすぐ終わるから料金は払わないでいいよと言われたため20000キープ浮いた。約260円。こんなに嬉しいことはない。


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 これらの寺院を見て同じエリアにパトゥーサイと呼ばれる戦勝記念のモニュメントがあるのでそれも見に行った。ラオスは昔フランスの植民地だったことも影響してフランスの街並みが所々見られる。このモニュメントもパリの凱旋門シャンゼリゼ通りを元に作られていて、美しい建築様式となっている。

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 街にある寺院とこの凱旋門を見たらほぼ観光するものがなくなった。さすが世界一何もない首都と言われているだけある。夜になるとナイトマーケットがメコン川沿いで開かれるためそっちに行くことにした。

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 こんな感じで道端に店を出してて活気があって歩いているだけで楽しい。観光客が歩いていると立ちんぼやレディボーイがたくさん話しかけてきて怖かった。立ちんぼは金目的だがレディボーイは純粋に男を目的としているのでたちが悪かった。道端で5人のレディボーイに囲まれた時は泣きそうになった。逃げるように盛り上がってるバーに入った。

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 この写真の中心にいるなぜか知らないが阪神タイガースのユニフォームを着ている女性の歌が、上手すぎて背筋を雷が打ったかのような衝撃を受けた。

 

 このバーで仲良くなったラオス人の男ともう一軒行くことになった。そのバーでも少し飲んだ後に明日もあるから帰るねと伝えると、手を握られて良かったらもてなすから俺の家に来ないかと、とろんとした目で言われた。よく男子大学生が女子とさし飲みして家に誘う時に見る性欲を帯びた目だった。この人までゲイだったのか。女にはモテないが、ゲイにはよくモテる。丁重に誘いを断りゲストハウスに帰った。50日間に及ぶ旅の初日の幸先が悪かったので、少し泣きそうになった。